ART BONSAIDERについて
伝統文化×XRテクノロ ジーで新しい価値を創造したい
ART BONSAIDERを通じて、盆栽という日本独自の伝統的な文化が、XRテクノロジーと融合することで盆栽愛好家だけでなく、盆栽の美しさや複雑さを直感的に理解できるようなビジュアルとインタラクティブな体験を提供し、より多くの人々にとって身近で興味深い価値に変わることを目指します。またXRテクノロジーの可能性を追求する事で盆栽が現代アートの一環として視覚的、教育的そしてエンターテインメント性の高いアートとしてリアル空間・バーチャル空間共に新たなマーケットを創造していく事をイベントの目的とします。

メンバーズストーリー
「盆栽とXR?」
元来、盆栽や枯山水を始めとした日本文化の多くにはすべてをつまびらかにしない「奥ゆかしさ」という魅力があります。盆栽の場合でいうと、何百年という鉢の中に収めらた木の背景にある自然の過酷さ・繊細さを鉢の中で表現し、見る人が想像するのが盆栽芸術の楽しみ方です。
でもそれは育ててきた人達だけにしか感じることが出来ない趣味の世界でしかないし、愛好家からすると「盆栽とXR?」一見無粋に感じられるかもしれません。盆栽は生きるアート。長い歴史の積み重ねが盆栽の魅力の最たるものです。ですが、生きている以上、どれだけ丹精込めて育て素晴らしい姿になっても、日々変化していきます。
過去の素晴らしい姿は時間とともに移り変わり再び見ることはできません。でもXRを使えば自分が育ててきた盆栽の未来の姿を時間の流れを飛び越えて楽しむこともできます。名木の歩みをたどるというのは愛好家視点でも胸が熱くなるはずです。
XR では現実の世界では体験できない時間や空間を越えたストーリを創り出すことができます。
本来、「想像して、感じて楽しむ」部分をXR で視覚化し体感してもらえることが出来れば本当の盆栽の楽しみ方を広く伝えていけるのではないか?そして楽しみやカッコよさを伝えていけるのではないかと思い描いたわけです。
盆栽には興味がなくても、XRで体験できる自由な空想の世界にワクワクしませんか?
盆栽を鑑賞するのではなく、デジタルアートで遊びにきてもらうという感覚です。いろいろな世代や外国人の方にも子供から大人まで盆栽を身近に感じていただきの本物のカッコ良さも体感していただける様なそんな世界を創り上げていきたいと思っています。
もちろん、XR を使うからにはただの盆栽展で終わらせるつもりはありません。是非皆さんにこの企画を応援いただき一人でも多くの方に盆栽に触れて頂きたいと切に願っております。
鈴木卓也
盆栽アーティスト / 盆栽大樹園 四代目
ART BONSAIDER=「ART +BONSAI+CONSIDER」=「アート+盆栽+熟考する(熟考する人)」と言う造語
盆栽は生きている以上又は生かされている以上、人類より遥かに長寿な生き物です。自然に創り上げられた樹木は何千年と言う時空間を生きています。盆栽はそれ程ではありませんが数百年最長寿で400年と言われています。何れにせよ人間の寿命を超え、愛好家から愛好家へと渡り長い間を生きていきます。要するに一人の人間が0から育て上げたとしても最後の姿は見ることが出ない。自ら育てた盆栽の成長した姿を見ることができないと言うことはどうなんだろう?
観たくはないのだろうか?そんな疑問が湧いてきました。だったらどうしたら見ることができるのか?少なくとも想像し予測した姿は今のテクノロジーで観る事、又感じる事はできるのではないだろうか?
それがXRのテクノロジーを活用する事で創造し想像することが可能であり人智を超えた盆栽の世界を自然の摂理や時間の流れに深く根差した芸術形式として盆栽を表現できる。
人間の手が加えられるものの、自然そのものの力、美しさ、そして不思議さが際立つ世界を体感していただけるようなイベントに出来るのではないかと企画を進めてきました。
盆栽は時を超えたアートワークです。
数百年の時間を経てもなお成長し続ける木々は、過去から現在、そして未来へと橋渡しをしています。
この長い時間を通じて、盆栽はただの植物を超え、歴史や文化、さらには哲学的な思考の対象となり得ます。盆栽を通じて、人は自然界の複雑さとその中での自身の役割を再発見します。
自然の微妙なサインを理解し、それに敏感に反応することは、盆栽の世界で求められる重要なスキルです。
このように、人智を超えた盆栽の世界は、単なる植物の育成を超えた深い美意識との対話、そして自己認識の場となり自然との共生を目指す深い旅を経験するようなイベントとして世界中の人に盆栽に興味を持ってもらい新しいアートエンターテインメントとして又新たなマーケットの創造を担うイベントに育て上げて行ければ最高です!
生田貢樹
クリエイティブディレクター / Futatsudomoe Inc.,
座右の銘に込められた思いと盆栽との共鳴
「未来は今、今となる。」これは私の座右の銘であり、人生観の根幹をなす言葉です。過去も未来も、すべては「今」という一瞬一瞬の連なりであり、私たちは過去を愛おしみ、そこから学びを得ながら、今この瞬間に全力で生きることで、より良い未来を創造していくことができると信じています。
この考え方は、盆栽という日本の伝統文化と深く共鳴するものがあります。幾代にもわたる盆栽人たちが、その時々の「今」を大切に育んできた盆栽は、過去から現在、そして未来へと、美しく力強い生命のバトンをつないでいます。私がArtBonsaiderに参加した大きな理由の一つは、この盆栽の在り方と私の座右の銘との間に、深い共通点を感じたからです。
BONSAI DREAM365 - AIが紡ぐ盆栽の夢
私は現在、「BONSAI DREAM365」というMidJourneyによる生成AIアートの連作シリーズを制作しています。これは、盆栽からインスパイアされたイメージを、AIの力を借りて新たな形で表現する試みです。何百年もの歴史を持つ盆栽の美しさと奥深さを、現代のテクノロジーを通して捉え直すことで、伝統と革新の
ハーモニーを探求しています。A Iが生み出す予想外の表現は、私自身の創造性を刺激し、盆栽の新たな可能性を切り拓いていくことでしょう。BONSAI DREAM365は、盆栽という日本の宝を、世界中の人々に届けるための私なりの挑戦なのです。
BONSAIイメージの拡張とNFTによる新たな価値創造
BONSAI DREAM365で生まれた原作品を起点に、私は更なる表現の拡張を目指しています。生成AI動画によって、静止画では表現しきれない盆栽の生命力や時間の流れを描き出し、さらにはSTYLY社とのコラボレーションを通じて、XR空間上に没入感あふれるBONSAIの世界を構築する計画を進めています。
また、BONSAIアートをNFT化することで、デジタル時代における新たな価値の創造にも挑戦したいと考えています。伝統的な盆栽の価値観に、現代のテクノロジーがもたらす革新的なアプローチを融合させることで、盆栽文化の新たな地平を切り拓いていけるはずです。
鈴木浩司
AIプロデューサー・アーティスト / Newtral LLC,
XRが解き放つ、盆栽の秘めたる力
盆栽の魅力は、その静寂な姿の中に秘められた、生命力、時間、そして作り手の哲学にあります。しかし従来の展示方法では、これらの魅力を十分に伝えきれていないのではないでしょうか?ArtBonsaiderではSTYLYが培ってきたXR技術とノウハウを駆使し盆栽の持つ奥深い世界観を五感で体感できる空間を創造します。
没入型VR空間で体感する、盆栽と自然の融合: 来場者を包み込むような、360度VR空間が出現します。そこでは、現実には存在しない巨大な盆栽がそびえ立ち、その周りでは、AIによって生成された蝶が舞い、川のせせらぎが聞こえてくるかもしれません。まるで自分が盆栽の世界に入り込んだような、幻想的な体験を提供します。
AR技術が実現する、インタラクティブな盆栽体験: AR技術を活用すれば、来場者はスマートフォンをかざすことで、目の前の盆栽に関する情報を得たり仮想空間上に自分だけの盆栽をデザインすることも可能になります。盆栽を鑑賞するだけでなく自ら作り手になることで、より深く盆栽の世界に触れることができます。
現実とデジタルが織りなす、幻想的な空間演出: STYLYが得意とする、空間全体を演出するXR技術によって、現実の盆栽とデジタルアートが融合した、幻想的な空間を創り出すことも可能です。盆栽の周りに広がる風景を、春夏秋冬で変化させたり、風の流れを視覚化することで、今まで見えなかった盆栽の生命力を表現します。
ArtBonsaiderが描く未来:ボーダーレスな盆栽体験
ArtBonsaiderが目指すのは、単なるイベントの枠を超えた、新しい文化創造です。XR技術によって、盆栽は、時間と空間の制約を超え、より多くの人々に、より深く、その魅力を伝えることができるようになります。盆栽の世界への入り口を大きく広げ、これまで盆栽に触れる機会のなかった若い世代や海外の人々に、新たな感動と発見を提供するでしょう。そして、STYLYは、マルチデバイス対応という強みを活かし、ArtBonsaiderのXR空間を、世界中の誰もが、いつでも、どこでも体験できるプラットフォームとして展開していきます。
STYLYは、ArtBonsaiderプロジェクトを通じて、XR技術の力で、盆栽という日本の伝統文化を、世界へと発信していくことを目指します。
山口征浩
XRプロデューサー / 株式会社STYLY 代表取締役